スコーピオンEA【FX自動売買システム】は2022年1月に運用開始されたばかりの変則型ナンピンEAのFX自動売買システムです。
ほかのEAとは何やら違うオーラを感じさせる変則型ナンピンとは、いったいどのようなロジックなのでしょうか。
スコーピオンEA【FX自動売買システム】の情報を徹底的に集め、その真相を調査してみました。
Contents
スコーピオンEA【FX自動売買システム】の実態を徹底的に調べてみた
2022年1月23日に登場したばかりのスコーピオン EA【自動売買システム】は、ポンド系通貨「GBPUSD」「GBPJPY」に特化したシステムで、ローリスクミドルリスクが選択できる変則型ナンピンの最新FX自動売買EAになります。
スコーピオンEA【FX自動売買システム】の主な仕様
取引通貨 | GBPUSD、GBPJPY |
レバレッジ | 500倍 |
入金ボーナス | 入金額の50%(常時) |
想定月利 | ローリスク運用で20~50%、ミドルリスク運用で60~100% |
スコーピオンEA【FX自動売買システム】の取引通貨
取引通貨は上記の通りポンド系通貨の「GBPUSD」「GBPJPY」となっていますが、以下のように異なる特徴があります。
「GBPUSD」
ボラティリティ(価格変動率)が高い通貨ペアで、基本的には取り引きの多い英国のロンドン市場のスタートに合わせて16時頃から深夜にかけて活発に値が動く特徴があります。
ドル/円やユーロ/ドルに比べると通貨の流通量が少ないために値動きが頻繁に起きる可能性があり、大きな利益が狙える反面、思わぬ方向に値動きが進む可能性も十分に考えられるため、FX初心者の方にとっては扱いにくい通貨ペアとなっています。
「GBPJPY」
欧米や英国の経済情勢の影響を受ける可能性が高い通貨ペアです。
ポンドが関係していることから値動きが活発になるため、ポンド/円の特徴と同じように英国の経済情勢の影響をうけます。
ポンド/ドルとポンド/円の相性は非常に良いため、似通った値動きになる特徴があります。
スコーピオンEA【FX自動売買システム】の具体的な中身
スコーピオンEA【FX自動売買システム】はRSI、CCI、ストキャスティクスを組み合わせたロジックを使って最適なポジションエントリーを行いますが、この3つの組み合わせを総称したシステムをオシレーターと呼びます。
オシレーターは世界中の投資家が使用しているシステムで、スコーピオンEA【FX自動売買システム】は順張り、逆張り両方に対応し、機会損失を減らすように設定されています。
スコーピオンEA【FX自動売買システム】のロジック
スコーピオンEA【FX自動売買システム】にはトレーディング機能というシステムもロジックとして組み込まれています。
理屈上、利確5pipsに加えてトレーディング機能をロジックに組み込むことで、利確幅5pipsに固執することなく相場の伸びに合わせて大きな利益が取れるようになるというロジックです。
それぞれの役割や内容について詳しく見ていきましょう。
オシレーター
オシレーターとは、「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断して相場の強弱を示すテクニカル分析の指標です。
RSI
RSIとは「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断するためのテクニカルチャート指標として利用されており、算出方法は以下のようになります。
<過去一定期間の上げ幅の合計÷(同じ期間の上げ幅の合計+下げ幅の合計)×100>
RSIでは値上がりや値下がりの判断ができませんが、数値は0~100で表され「70~80%以上で買われ過ぎ」「20~30%以下で売られ過ぎ」と判断するようになっています。
CCI
CCI(Commodity Channel Index)は投資の世界では当たり前のように用いられていますが、もとは商品先物市場での相場分析に用いられたテクニカル指標です。
オシレーター系の指標でもあるCCIは、「100%を超えたら買われ過ぎ」「-100%を下回ったら売られ過ぎ」のように、相場の方向性を判断しながらトレンドフォローの手法に活用されます。
ストキャスティスク
ストキャスティクスは一定期間の高値と安値を活用し、買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを判断して現在の価格が一定期間の高値・安値かを比較して算出されることから、相対的に判断しやすいテクニカル指標とも言われています。
少し難解な内容となりますが、チャートは「基本となる%K」「%Kを平均した%D」の2本の線で表され、数値は0%から100%の範囲で推移します。
%Kは相場に対して敏感に動き、%Dは%Kよりも遅く動きますが、重要とされているのは%Dとなり、「20~30%以下で売られ過ぎ」「70~80%以上で買われ過ぎ」と判断しますが、相場の勢いが強い場合には20%や80%を突破することもあります。
プレイスアクション
テクニカル分析の中でもシンプルな方法のひとつで、ローソク足を使ったテクニカル分析です。
プライス(値段)のアクション(動き)そのものを分析して相場状況を判断していく分析手法となります。
トレーディング機能
5pipsの利確幅を超えた場合、利確幅を更新していく機能のことを指し更新幅は1.3pipsとなります。
更新される毎に価格帯が決済ポイントになるため、次の更新ポイントまで到達せず価格が戻った場合でも、直近の更新ポイントで自動で利確されます。
スコーピオンEA【FX自動売買システム】の証券会社は?
FX Beyond(FXビヨンド)は2021年3月に日本に上陸した海外FX業者ですが、FXだけではなく仮想通貨や個別株式の取引も可能で、日本人によるサポート体制も整備されています。
FX Beyond(FXビヨンド)はパナマ共和国(AVISO)の金融ライセンスを取得しているので、海外FX業者は金融ライセンスを保持していない証券会社も存在しているため、安心して利用することができるはずですね。
スコーピオンEA【FX自動売買システム】の特商法表記
記載はありません。
最低証拠金
10万円以上
スコーピオンEA【FX自動売買システム】の評判と口コミを調査
スコーピオンEA【FX自動売買システム】は世に登場してから月日が経っていないこともあり、利用者も少なく収集できる評判や口コミは現在のところほぼありません。
しかし、この段階で「ぼったくり」「ハイリスク」などのネガティブな口コミを発見しました。
スコーピオンEA、紹介者がいないから掲載されてる情報を見るしかないんだけど、0.1ロット稼働で最大DD約19000ドルなのに推奨10万円の証拠金に対して0.03ロットって正気?
— KØW (@kowblog_com) January 23, 2022
0.01ロットで約20万円要る計算になるんですけど。
また破綻前提のEAかよ。
EA開発というか、ユーザーもFXも全部ナメてない? pic.twitter.com/dvzIk0XIK2
やはり、動物系シリーズは多数のアフィリエイターをかかえているので、人気が高く見えてしまいがちですね。
実際の実力はわからないので、もし使うのなら慎重に様子を伺いましょう。
取引通貨はポンド円という印象からなのか、やはり大きな損切りの可能性は否めません。
ギャンブル的な感じになりそうですね。
スコーピオンEA【FX自動売買システム】徹底調査結果のまとめ
冒頭でもお伝えした通り、スコーピオン EA【自動売買システム】は2022年1月23日に登場したばかりなので利用者が少ないため、現時点で評判や口コミの情報収集から稼げるEAかどうかを判断することは難しいところ。
スコーピオン EA【自動売買システム】のロジックは、変則型ナンピンEAというオシレーターを組み込んだ特殊なロジックであることはご理解いただけていることでしょう。
しかし、いくら「特殊なロジックを組み込んで安定的な運用ができます」とアピールされようとも、取引通貨はポンド系で「GBPUSD」「GBPJPY」に特化したシステムであることから、初心者向けのEAである可能性は非常に低いのではないかと推察できます。
それに、現時点で利確の情報よりも先に「破錠前提のEA」などのネガティブな口コミが拡散されているところをみると、このスコーピオン EA【自動売買システム】は、高確率で稼げないEAだと言えるでしょう。